リバースモーゲージとリースバックについて
老後の生活資金を得るために、自宅は所有しているけれども年金などの現金収入が少ない人に対して考えられる方法はいくつかありますが、その中にリバースモーゲージとリースバックという方法とがあります。
このどちらにも当たらない方法として、単純に自宅を売却してしまって資金を得るという方法がありますが、それではまず住むところを探さないといけません。
高齢になってから賃貸住宅を探すようなことも困難でしょうから、資金をそれなりに得ることができる一方で自宅にはそのまま住み続けることができる方法としてこのリバースモーゲージとリースバックという方法があることを知っておいて損はありません。
リバースモーゲージとは、自宅を担保にしてお金を借りることです。
担保価値のだいたい6割から8割程度までのお金ならば借りることができ、一括して借りることも、また月々年金のように借り続けることも可能です。
これは借金ですから残高はどんどんと増えていくことになるのですが、基本的に返済を心配する必要はありません。というのも、返済は自分の死後に自宅を売却して行うことになるからです。
一方でリースバックとは、一旦自宅を売却してしまうのですが、そこに住み続けられなくなるわけではなくて、その家を引き続き賃貸住宅として貸し出してもらい、自分は毎月家賃を払って住み続けるという方法です。
自宅に家賃を払うというのは何か変な気分がするかもしれませんが、このリースバックでは最初に自宅を売却してしまっているのですからその時点でかなりのまとまったお金が手に入ることになります。
この2つの方法は似ている点も多いですが、もちろん異なる点もあります。
どちらが良いか悪いかというのはもちろん一概には言えません。
自分のライフスタイル、そして家族のライフスタイルも考えに入れたうえで、どのような生き方が一番よいのかを慎重に検討して決める必要があるでしょう。
どちらも、かなりのまとまったお金が動くことになります。