リフォームが必要な家の場合やリフォーム費用について
リフォームが必要な場合の費用をどうやって捻出するかということを考えた場合、一つの方策がリバースモーゲージの活用です。
リバースモーゲージというのは主に高齢の人を対象にした仕組みで、自分の持ち家を担保にしてお金を借り、自分の死後に返済をするというものです。
もちろん人は自分が死んだ後に実際の返済を行うことはできませんから、相続人がその手続きをすることにはなります。
返済にあてるお金はどうするかというと、担保にしていた持ち家を売却するのが基本ではありますが、もちろん相続人が別途返済資金を用立てすることができるのであれば持ち家の売却は必須ではなく、そのまま不動産を相続することも可能です。
このリバースモーゲージの特徴の一つは、自宅を担保としますからそれなりにまとまったお金を借りることも可能であることと、自宅にそのまま住み続けることができることです。
一般的に高齢者で、自宅はあるけれども収入に不安を抱えている人のための仕組みですから、リフォームなどには非常に適していると言えます。
働き盛りの30代、40代に取得した持ち家も、50代、60台と自分が歳を重ねるにつれて次第に傷んできます。
補修をすることで長く住むこともできるようになるでしょう。
それだけではなく、自分たちの介護で必要になることを考えて、簡単なものであれば例えば廊下やバスルームに手摺りをつけるとか、大掛かりなものではホームエレベーターを設置するなどということもあるかもしれません。
しかし、リフォームにかかる費用は場合によっては数百万円単位にもなります。
働いていて毎月の収入があるときならばともかく、退職した後の年金でこれをまかなうとなればかなりの負担であることは間違いありません。
リバースモーゲージで借りたお金の使い道はとくに制限されていません。
自分たちの生活にかかる費用であれば何に使っても構いませんから、自宅のリフォームのために使うことももちろんできるのです。