住宅ローンが残っている場合、リバースモーゲージは使えるの?
リバースモーゲージは、家を担保にして老後資金を受け取ることができるサービスです。まだ取り扱っている銀行はそれほど多くはありませんが、人によってはメリットの大きいサービスです。
リバースモーゲージは、住宅ローンが残っている人でも利用ができます。
むしろ、住宅ローンが残っていて、老後の生活に不安を覚えている人におすすめのサービスであると言えます。
一般的な銀行融資は、65歳以上の人は対象外となっていることが多いですが、リバースモーゲージでは65歳以上の人を対象にしています。
年齢が高くても融資を受けられるということが、リバースモーゲージのメリットの1つです。
例えば、住宅ローンの残高が1000万円であり、リバースモーゲージで1500万円を借りたとします。
すると、そのうち1000万円を使って住宅ローンを一括返済することができます。残った500万円は自由に使うことができます。
リバースモーゲージのメリットの1つに、月々の返済が利息だけでよいということがあげられます。
借りた金額が1500万円、金利が2.0%なら、月々の支払いは2万5千円ですみます。
元本は一向に減りませんが、死亡した後に家と土地を売って返済をしてしまうので、大きく不動産の価値が落ちない限りは、返済ができなくなる心配はありません。
契約者が死亡しても、配偶者が生きており、条件を満たしていれば、引き続きその家に住み続けることができます。
このように、メリットの大きいサービスですが、もちろんデメリットも存在します。
基本的に、不動産の価値の50%程度までしか融資を受けられません。
一戸建ての価値が3000万円なら、1500万円程度までしか融資を受けられないということです。
そのため、ある程度価値の高い一戸建てを保有している人でないと、利用ができません。
また、ほとんどの銀行では、一戸建てに対象を限っています。マンションを対象としているリバースモーゲージもありますが、ごく一部の銀行に限られてしまいます。